ミラドライ専門のCLINIC N(クリニックN)東京銀座から、ミラドライ診療に関するミラドライ認定医院長のブログ第61号です。
当院の患者様は体感で95%以上がわきが(腋臭症)の患者様です。(わきが+多汗が一番多いですが)
今回のブログではわきがの臭いの原因は何なのかについて解説してみたいと思います。
わきがのにおいは、アポクリン汗腺から出る汗が皮膚の常在菌によって分解されることによって生じる分解産物が原因です。
汗自体は無臭であり、におうのはあくまでも皮膚表面で分解されることによって生じた物質になります。
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺がありますが、エクリン汗腺はさらっとした汗を出すもので体温調節のために出され、電解質などが含まれています。
アポクリン汗腺は性フェロモンの役割を果たしていると考えられており、タンパク質や脂肪を多く含み、皮膚の常在菌により分解されるとニオイを発し、それが「わきが」と呼ばれています。
ワキガ臭は主に3種類のにおいによって構成されています。(以下、花王株式会社の過去のプレスリリースから一部抜粋・要約しながら引用)
① 硫黄臭(生臭く鼻をつくニオイ)
臭いの物質は「3-メチル-3-スルファニルヘキサン-1-オール」(2003年、花王より報告)。
元々の汗腺分泌物はこの物質にアミノ酸の一種システインが結合したもので、
システインと結合した状態では無臭であり、汗腺から分泌された後、皮膚の細菌によって分解されて、「3-メチル-3-スルファニルヘキサン-1-オール」になり、硫黄臭が発生します(2007年、花王が報告。類似の構造の物質は他にも存在しています )。
硫黄臭の原因となる分泌物の量は、個人差が大きいそうです。
② スパイシー臭(カレーのスパイスのようなニオイ)
臭気物質は「3-ヒドロキシ-3-メチルヘキサン酸」(2002年、花王より報告)。
この物質とアミノ酸の一種グルタミンが結合した汗腺分泌物が、皮膚の細菌によって分解されてこのにおいの物質が発生することが判明(2003年、スイス・ジボダン社が報告)。
③ 脂肪酸臭(古い雑巾のようなニオイ)
臭気物質は「3-メチル-2-ヘキセン酸」(1991年、米国・モネル研究所より報告)。
この物質とアミノ酸の一種グルタミンが結合した分泌物が、皮膚の細菌によって分解されてこのにおいの物質が発生することが判明(2003年、スイス・ジボダン社が報告)。
以上抜粋・要約・引用終わり
3種類のニオイ共に、汗腺からアミノ酸と結合した状態で分泌され、細菌によって分解され、アミノ酸が外れてニオイが発生しています。主にこの3種類のニオイが個々人違う分量で混ざり合い、個々人のワキガのニオイを作り上げていると考えられます。
(※株式会社マンダムでは、官能試験(嗅ぐ試験)から、ワキ臭を主な3タイプ(ミルク様臭(M型)、酸臭(A型)、カレースパイス様臭(C型))と+他の4タイプで合計7タイプに分けているようです。)
ワキガ臭の発生は以上のようなメカニズムによることから、制汗剤は
・汗の出口を栓で塞いで、汗を出さなくする
塩化アルミニウムなどを含むパースピレックスやオドレミン、シークレットなど
・ミョウバンの収れん作用で毛穴や血管・汗腺を収縮させて汗を減らす、アンモニアを中和する
ディオナチュレ、D-Barなど
・細菌を減らす
殺菌成分が入っている リフレアなど。また前述2タイプの制汗剤に殺菌成分も入っていたりもします。
などの作用機序のものがあります。
今回のブログではワキガのにおいの原因物質について取り上げてみました。いかがでしたでしょうか?
ミラドライは、アポクリン汗腺やエクリン汗腺自体を焼灼して破壊する機械ですので、
汗の生成自体を減らします。もっと上流のところに対処している形になります。
汗腺から出てくるどの物質が多めであるとか、皮膚表面にどの種類の細菌が多いなどは関係なく、汗を作り出すところを破壊します。
CLINIC Nのミラドライは、ミラドライ認定医が脇の広範囲を完全2倍のダブル照射でしっかり丁寧に照射していきます。
脇のニオイにお困りの方は是非お問い合わせください。
ミラドライ東京で口コミ1位(口コミ広場にて)
CLINIC N (クリニックN)東京銀座
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GINZA SIXそば
ミラドライ
切らないわきが・多汗症治療
マイクロ波で汗腺を焼灼
治療回数通常1回 自費診療 292,500円税込~428,560円税込
副作用:治療部位の疼痛腫脹皮下出血・感覚の変化等
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