ミラドライのダウンタイムについて

ミラドライ専門のCLINIC N（クリニックN）東京銀座から、ミラドライ診療に関する院長ブログ第53号です。

今回はミラドライのダウンタイムについてフォーカスを当てて書いてみたいと思います。
ミラドライの術後の経過は、本当に個々人によって様々で個人差が大きく、なかなかスパッと一言で表しにくいです。その中でも、多くの方を拝見してきて大雑把に表現するとこうかなというものを書いてみたいと思います。

痛み
当日夜から夜中が痛みのピークです。
夜中に痛みで１回目が覚める方は多い印象です。それで痛み止めを服用したり冷やし直したりして、また寝るという感じです。または、朝３時、４時までなかなか寝付けなく、朝方ようやく寝れました、というような方もそれなりにいらっしゃいます。ただ、それで１回寝て８時などに目が覚めるとだいぶ痛みは良くなったという感じです。
どんなに痛くても翌日の朝～午前中にはだいぶ痛みは落ち着いていると思います。

痛みのひどい方は、施術当日夜のシャワーが、痛みが辛すぎて入れなかったという方が今まで複数人いらっしゃいます。
一方で痛みに強い方ですと、一応痛み止めは指示されたので１錠は飲んだが、たぶん要らなかったと思う、というような方もいらっしゃいます。（本当に個人差大きいです。）

翌日や翌々日はお痛みよりも、脇の腫れのほうが気になると思います。
ミラドライ社では1週間後から脇のマッサージを推奨はしていますが、実際1週間後に脇のマッサージをしようとするとおそらく痛いと思います（圧痛がある）。
ですので、当院では無理でしたらやらなくてもいいですという言い方をしております。
また、1週間後に腕をピーンと伸ばすと、ピリッと痛みが走ったりします。これは徐々に良くなっていきます。

腕を伸ばした時のつっぱり感のようなものも痛みとして含めると3か月前後ぐらいかけて徐々に治まっていきます。（注：何をもって「痛み」とするのか個々人でやや異なってきます。）

腫れ
術後の腫れに関しては、ネットでよく「脇にテニスボールを挟んでいるみたい」と書かれているのをお読みになっていらっしゃる患者様が多いのですが、実際の施術の直後は「意外と平気ですね」とおっしゃって帰っていかれる方が多いのです。ただ、それはまだ麻酔が効いているのでそこまで感じていらっしゃらないだけであり、麻酔が切れると「入っている感」は出てくると思います。翌日翌々日は痛みより、脇が腫れていて違和感、脇が閉じれない・しまらないという感じのほうが大きいと思います。１週間後になると、ハンカチ１枚挟んでいる位の感覚になっている方が多い印象です。
麻酔液の水分による浮腫みは2週間も経てば吸収されて消えていくことがほとんどです。

脇のでこぼこ
麻酔液の水分は術後重力に従って、胴体のほうや腕のほうに下がっていきます。
術後３，４日もすると麻酔液の水分は結構下がっていき脇から離れていくので、今度は脇がでこぼこしているのが見えてきます。でこぼこは個人差ありますが、2～３か月かけて徐々に元に戻っていくイメージです。まれに6か月後でも微妙に表面にわずかなでこぼこがある部分があるかもしれないというお声をいただくことがあり、個人差はあります。

脇のつっぱり感
3か月前後位かけて元に戻っている方が多い印象です。

脇の感覚鈍麻
脇や脇周囲の感覚はミラドライで一旦なくなるか鈍くなります。
ミラドライは、真皮深層から皮下組織浅層のあたり一帯を焼灼する治療ですので、汗腺だけを焼くわけではなく、その周囲も焼くことになります。ですので、減毛効果もあります。毛もそうですが、汗腺の付近にある感覚神経の末端の枝みたいなものも焼けてしまいます。

ですので、一旦脇や脇周囲の感覚は無くなったり鈍くなります。ただ、末梢神経は再生してきますので、新しい神経が伸びてきて感覚は戻ってきます。だいたい3か月前後程度で戻っている人がほとんどです。

今まで述べてきたダウンタイムはだいたいの印象ですので、ここから逸脱したからと言って必ずしも異常というわけではないです。
また、上記より長引く場合もありえます。個人差ありますことは予めご了承いただいた上での施術になります。

術後のお仕事に関しては、個人差ありますが、翌日はお休みのほうがよろしいかと存じます。
できれば翌々日もお休みですと安心と思います。
運動に関しては、1週間後からOKとはなっていますが、1週間後から腕をゆっくり回しはじめてくださいという程度で、そこから様子を見ながら強度を上げていっていただいく形です。
ですので、1週間後にいきなりバスケの試合出ますとか、ゴルフでフルスイングします、などは無理だと思います。2週間経過すればだいぶいろいろ出来ると思います。

上記ダウンタイムの内容をご参考にされて、施術日やその後のスケジュールを調整していただけましたと存じます。

ミラドライダウンタイムの見た目につきましては、脇の見た目編のブログをご参照ください。
https://www.clinic-n.com/tokyo-miradry-miradryblog/miradrydowntime-appearance/

（※無断転載・複製はご勘弁ください。）

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ミラドライ 切らないわきが・多汗症治療 マイクロ波で汗腺を焼灼　 治療回数通常1回 　自費診療　297000円～428560円税込
副作用：治療部位の疼痛・腫脹・皮下出血・減毛、感覚の変化等

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