Blog 2024.09.28

ミラドライは保険適用になるのか?CLINIC N東京銀座

ミラドライ専門のCLINIC N(クリニックN)東京銀座から、ミラドライ診療に関するミラドライ認定医院長のブログ第65号です。

以前FAQのページでも少し書きましたが、今回はミラドライは保険適用になるのか?、ミラドライはいつ保険適用になるのか?という点について書きたいと思います。

結論から言うと、現在ミラドライは保険適用になりません。これは東京のみならず、日本全国、どこのクリニックでもそうです。ミラドライは自由診療になります。

ネット上の書き込みで、ミラドライが保険適用になればいいのに、という声をよく目にいたしますが、果たしてミラドライが保険適用になることが本当によいのか?、と当院はやや懐疑的なスタンスです。
ミラドライが保険適用になると、適当な、不十分なミラドライの施術が増えるだけなのではないかと危惧しております。

保険適用になるということは国が値段を決めるということです。
その中で、ミラドライの照射を徹底的に長時間かけてしっかり丁寧に広範囲行っても、短時間で狭い範囲を照射しただけでも、同じ値段になるわけです。そうしたら、後者をやるクリニックはそれなりに出現すると思われます。
皆様も、例えば1時間仕事しても1時間30分仕事しても同じお給料になるとしたらどちらを選びますか?

剪除法は、重度のワキガで周りの人の就業に支障を及ぼしている場合に限り保険適用になります。当院にも剪除法を既にやられた方で、まだワキガのにおいがそれなりに残っているのでミラドライを受けに来られる方はそれなりにいらっしゃいますが、だいたいの方が、脇の真ん中の部分しか手術していないのでは?と思われる方々です。剪除法は脇の中央の皺に沿って切開したりしますが、切開して皮膚を反転した時にそのすぐ周囲のみということです。
脇毛が真ん中だけ完全になくなっていて、周辺部は普通に脇毛が生えている(真ん中が減りやすいというのはあるのでしょうが、境界がかなりはっきりしていて、発汗テストをしても毛が生えているところは汗をかいていたりする―こちらのブログもご参照ください。)といった状態です。
剪除法も少ししかやらなくてもたくさん広くやっても医者側がもらえる額が同じということです。または、保険診療なら中央だけやって、周辺部もやって欲しければ自費でいくらかプラスアルファで払え、という料金体系のところもあるようです(混合診療として現在日本では禁止されていますが)。
もちろん、保険診療の剪除法が全てそうだと言っているわけではありません。隅々までやってくださる所もあると思います。一人一人の先生の考え方などにもよると思われます。(剪除法のカウンセリング時に真ん中しかやりません、と予め伝えてくださる先生もいらっしゃるようです。予め言っていただけるほうが良いと思いますが。)

結局剪除法でも隅々まで広範囲にしっかりやってくれるところでは、自由診療になり、中には50万以上するところもあるようです。

ミラドライが保険適用になっても同じようになる可能性が高いです。
剪除法もミラドライもそうですが、効果が不十分な場合、何回も何回も永遠に重ね続けられる施術ではないため、中途半端な施術を受けられて後悔されたとしても、後から重ねられない場合があります。また、結局後からしっかりした治療を重ねなくてはいけないのであれば、トータルの金額としても結局高くつくことになります。

また、仮にミラドライが保険適用になったとしても、剪除法も、脇ボトックスのような施術も適用となる症状が「重度」の場合のみにしか保険適用にならない現状をみますと、症状が「重度」の場合のみになると思われます。

今後ミラドライが保険適用になるとしたらいつなのか?という質問に対する答えですが、今後ミラドライが保険保険適用になるためには、関連学会からの進言が必要になってきます。日本皮膚科学会や日本形成外科学会などでしょうか。現時点で関連学会がミラドライを保険適用にしようとしている動きは全くありません。ミラドライが保険適用になることは当面ないとお考えいただいてよいと思います。
ミラドライの、汗腺を焼灼・破壊するメカニズムから、ミラドライの効果は半永久的と言われていますので、早くやったほうがコスパは高いと思われます。
症状にお困りの方が、しばらくは実現しないであろうミラドライの保険診療化を待たれるのはあまり得策ではないと思います。

ミラドライと一口で言っても様々な内容があります。
片脇照射で見聞きした中で一番少ない回数はシングル照射12照射ですが、当院の広範囲ダブル照射では片脇90照射のことも結構あります。7-8倍位の差です。
施術者という観点でも、例えば初めてミラドライを担当する看護師が行う照射と、何年もやっているミラドライ認定医が行う照射が同じ値段にはなるほうがおかしいです。
様々な内容・質のミラドライを国が1種類の値段として決めるのは無理があります。結果として、その値段に合わせたそこそこの施術と、一方で広範囲しっかりやってクオリティも高い自由診療のミラドライの2種類になっていくと思われます。

ミラドライは保険診療にはなりませんが、医療費控除にはなります。
医療費控除の申請をすると、いくらか所得税などで払う税金が安くなります(還付金が返ってきます)。ミラドライの医療費控除については、こちらのブログをご参照ください。

医療費控除のシステムを利用したり、美容医療の口コミ広場からお問合い合わせ・ご予約いただき施術後にレポートをご投稿されると税抜施術金額の最大10%ポイント還元になったり(場合によっては電子マネーに変換できます、詳しくは口コミ広場さんにお問合せください)、カードでお支払いの場合はカードのポイントがついたり
すると、記載の料金よりは実質もっとお安く施術を受けていただけます。

さて、そろそろ長袖の季節に入って参りました。ミラドライ後の腕の浮腫みなど隠せる時期になってきました。冬のほうが暖房下でコートやニットなどを着用され、ワキ汗が気になる、脇のにおいが気になる、ヒートテックはにおいがすごいことになるので着たいけど着れない等々おっしゃる方はいらっしゃいます。冬の脇汗、におい対策にミラドライをご検討されてみてはいかがでしょうか?

また、春先になってくるとかなり混雑してきて、ご希望のお日にちに予約がなかなか取れないというようなことが生じやすくなります。春前の施術をお勧めいたします。

文責:院長・管理医師 小川直美
(無断転載はご勘弁ください。)

CLINIC N (クリニックN)東京銀座
ミラドライ東京で口コミ1位(口コミ広場にて)
東京都中央区銀座7-13-1 STAGE GINZA 6F
銀座駅徒歩4分、東銀座駅徒歩3分、JR新橋駅徒歩7分
GINZA SIXそば

東京ミラドライ保険適用いつか ミラドライ後悔しないために

ミラドライ
切らないわきが・多汗症治療
マイクロ波で汗腺を焼灼
治療回数通常1回  自費診療 292,500円税込~428,560円税込
副作用:治療部位の疼痛腫脹皮下出血・感覚の変化等

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院⻑ ⼩川 直美 医学博⼠

〒104-0061
東京都中央区銀座7-13-1 STAGE GINZA 6F

最寄り駅 銀座駅徒歩4分(東京メトロ銀座線・丸ノ内線・⽇⽐⾕線)
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