ミラドライ専門のCLINIC N(クリニックN)東京銀座から、ミラドライ診療に関するミラドライ認定医院長ブログ第4号です。
よく見かけますのが、シングル照射とダブル照射とどちらがいいのか?
という議論です。(1回打ち vs 2回打ち、1パス vs 2パスともいいます。)
もちろん重要な議論だと思いますが、その前に、
その「シングル照射」は一緒なのか?という点を考えてみます。
例えば○○クリニックの「シングル照射」と、□□クリニックの「シングル照射」は違うかもしれません。
現在厚生労働省承認の日本販売のミラドライは、照射範囲を決めるテンプレートのサイズが、なんと17種類もあります。
(アメリカで最近存在するミラドライフレッシュのプロトコルではテンプレート数は減らされましたが、日本ではフレッシュのプロトコルは未承認です。)
テンプレートのサイズは、幅が40~80、長さが100~140あり、その様々な組み合わせで17種類あります。(単位はmmです。)
40×80, 40×100, 40×120
50×80, 50×100, 50×120
60×80, 60×100, 60×120, 60×140
70×80, 70×100, 70×120, 70×140
80×100, 80×120, 80×140
の17種類です。
憶測ですが、17種類のテンプレートを全部揃えていて、毎回毎回各人のベストサイズを使い分けているクリニックさんというのは少ないのではないかと思います。
なぜなら、裏話的な話になりますが、バイオチップを購入する際にテンプレートを一緒に購入する形になりますが、バイオチップ6個入りを購入して、そこにテンプレートが6X2(両脇分)枚ついてきます。そのテンプレートの大きさは1種類しか選べないようになっています(同じサイズのテンプレートが6x2枚来ます)。
バイオチップ6個買うのであるから違う大きさのテンプレートを6種類欲しい、というのはできないことになっています。(さらに追加でテンプレートだけを購入することも可能ですが、その場合も同じサイズで6セット入りの単位での購入になります。)
そうすると、だいたいよく使う、よく購入するテンプレートというのが何種類かに集約していくのではないかと思われます(滅多に使わないサイズのテンプレートをたくさん頼む必要性があまりなくなり、また頼んだとして、その分よく使うサイズのテンプレ―トが頼めなくなってしまいます)。
またスタッフの習熟という点でも、何種類かに限定したほうが同じ作業になるのでミスが起こりにくく、タイムマネージメントもしやすくなるでしょう(テンプレートのサイズが違うと照射回数・場所が変わってくるため所用時間が変わります)。
各クリニックさんで一番よく使う、またはベースとなる「標準」のテンプレートがあるとして、そのサイズがクリニック間で異なる可能性があり得ます。
例えば、とあるクリニックで「標準」のテンプレートが60X100のサイズですと、11列、20か所(20回)照射する形になります。
一方で他のクリニックで「標準」が70X120のテンプレートですと、13列、31か所(31回)の照射になり、
同じ「シングル照射」のはずなのが、照射エリア・照射回数が全然変わってくるということになります。
よく施術が何時間かかったという口コミも見かけますが(またそれは今後同じクリニックをご利用されるであろう方におよその所要時間を教えるという主旨であるのは分かっておりますが)、同じ「シングル照射」でも、照射回数が少なければ終わるのは早いですし、照射回数が多ければ時間はかかります。よって、必ずしも所用時間が短い=良いとは言い切れなくなってきます。
それで、その「標準」テンプレートが腋毛有毛部より小さい、またはギリギリのサイズの場合、どうか?という問題ですが、
端の部分などで打ち漏れている場所がある可能性があります。
一回の照射に約40秒かかりますので、上記例ですと片脇11回分、両脇22回分の照射回数の違いがあるので、純粋に照射真っ最中の時間だけを計算しても左右合わせて約880秒、つまり約14分は変わってくるということです。
この照射範囲を基にしてダブル照射していく場合、さらにだいぶ変わってくることになります(ダブルが単純に2倍の回数照射するような場合、約28分照射時間が変わってきます)。
もちろん、汗の出る範囲がそんなに広くはなくて、上記例だと60x100のほうに収まっていれば、何の問題もありません。
必要な部分だけ照射して早く終わったほうがいいでしょう。
また、汗は中央部から出やすいとはされており、多少端が漏れていても、中央部がしっかり照射されていれば、効果としては実感していただける場合もあると思います。
また、個々人の目標がそれぞれ異なり、例えば50%位発汗やにおいが減ればいいやという方もいらっしゃいますので、総合的に何を求めるのか、という話になっていきます。
ただ、シングルかダブルかを悩まれる前に、まずはその「シングル照射」はどういうものなのか?テンプレートのサイズはどのくらいなのか?照射の列、回数はいくつなのか?
また、それはご自身の汗の出る範囲に合っているのか?を知るのは重要でしょう。
また、照射範囲を決めるマーキングはやはり重要と言えます。
当院では発汗場所のテストで明瞭に発汗部位が分かるならそこから、分からないなら腋毛の有毛部の大きさから、十分マージンを取っている状態でテンプレートを選び、照射範囲を決めるオプションもございます。
また、当院では医師がマーキングを行っております。
CLINIC N (クリニックN)東京銀座
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GINZA SIXそば
完全貸し切り状態で他のお客様にクリニック内で遭遇することはありません。 施術室も常時窓を開けての換気、マスク着用、消毒、手洗い、検温、体調管理徹底しております。
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治療回数通常1回 自費診療 297000円~428560円税込
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