ミラドライ専門のCLINIC N(クリニックN)東京銀座から、ミラドライ診療に関するミラドライ認定医院長ブログ第70号です。
当院では過去4回に渡り、当院で発汗テスト付きのメニューを受けられたモニター様の代表的な実例写真をブログにまとめてきました。
今回は第5回目ということで、他院様でミラドライダブル照射を受けられたモニター様の発汗テストをみていきたいと思います。
数年前に他院様でミラドライのダブル照射を受けられた男性の患者様です。
当時の使用テンプレートは60×80で(6㎝x8㎝ということです)、男性にしては狭い印象で、また、縦が80というのは女性だとしても短い印象ですが、その時は特にサイズを相談して決めるという感じではなく、クリニック側が選んだものをそのまま使う感じだったそうです。
ダブル照射は2パス目は1パス目の70%の面積を照射するという内容だったそうです。
発汗テストのやり方ですが、イソジンの消毒液を脇に塗って乾かします。その後でんぷん粉を振りかけ、その後汗をかいていただくと、水分が出てきたところが黒く変化して、発汗部位が分かるという検査です。発汗量というより発汗の場所が分かるテストです。
では、実際の写真をみていきましょう。
施術前の右脇のお写真です。
ミラドライ後に脇毛は減りますが、完全に無くなるわけではなく、70%減位のイメージ(個人差あり)になります。個人差ありますし、剃毛されているので評価が難しいですが、真ん中~胴体側にかけては普通に生えていている印象もあります。
発汗テスト後のお写真です。
脇毛有毛部のうちの胴体側が発汗しているように見受けられます。胴体側の体の汗が反応してきてしまっていて、脇汗と体の汗の判別が付きづらいなってしまうのと、体を温めているのですが暑くなり過ぎてしまうのでこの辺りで止めましたが、もう少しやっていたらもしかすると真ん中や手側も反応してきていた可能性はありえます。
脇汗が出ていると思われる部分と脇毛有毛部を赤マジックで囲ってみます。胴体側の境界は分かりづらいですが、患者様にも鏡で見ていただいて相談しながら決めていきます。(外側の線にしました。この位ですと140の長さは超えてきますので追加の照射が必要になってきます。最低限入るところを囲っているので、この周りも少しふわっと入ります。)
前回は60×80のテンプレートを使用とのことですが、やはり胴体側は照射できていなかったのではないかと思われました。それでも汗やにおいはある程度減るとは思いますが、物足りなく感じられる方もいらっしゃるかと思います。
その後、脇の局所麻酔をしていきました。麻酔を施した状態で、60×80のテンプレートだとどの位の面積を焼くことになるのか、60×80のテンプレートの照射面積の紙を重ねてみました。
やはり、胴体側は入っていないです。60×80ですと、楕円のテンプレートというよりは円に近くなってきてしまいます。照射数的には少なくなって、さらにダブル照射の2パス目は70%の、もっと狭い領域しか焼かないとなりますと、施術自体はかなり早く終わるのかもしれませんが、打ち漏れているところは出てくるのかと思います。
ミラドライは何回も何回も永遠に重ねていける施術ではないため、当院では過去にダブル照射をされている方にはシングル照射をお勧めしております。本モニター様もダブル照射ではなく、広範囲シングル照射のメニューになってしまいます。(注:広範囲シングル照射モニターは通常は発汗テストはついてきませんが、今回はご了承を得て行わせていただきました。)
当院のミラドライ後のお写真です。
脇毛有毛部がすっぽり入るように広範囲に照射させていただきました。(赤い内出血斑はチップの吸引の白い枠の吸引の跡ですので、実際照射ができている部分はもう少し内側になります。)
もちろん広範囲に照射したからと言って汗や脇のにおいが100%なくなるわけではないですが(深さ的な意味で打ち漏れる可能性もあるため)、60×80のテンプレートですと今回の発汗テストを見ると、結果的に発汗場所が全部入っていなかったということになりますので、やはり狭かったのかと思います。
ミラドライの料金が安い、所要時間が短くて気軽に受けられる、症例数が多い(所要時間が短くて安いと症例数としては増えやすいと言えますが)などで、惹かれる部分も多々あるとは思いますが、結果としてミラドライの効果が不十分で再度ミラドライをやり直すとなりますと、総費用としては高くついてしまいます。
ミラドライ治療で後悔されないためには、1回目からきちんと発汗場所であったり、脇毛有毛部全体を覆うようなしっかりとした施術をお勧めいたします。
また、施術を受ける際は、テンプレートの大きさやエネルギーレベルなどをなるべく事前に確認されたほうがよろしいかと存じます。
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ミラドライのテンプレートは脇毛有毛部より1cm大きいものを選びましょう
文責・監修:院長・管理医師 小川直美
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