切らないワキガ多汗症治療ミラドライ専門クリニックのCLINIC N(クリニックN)東京銀座です。
今回は、当院で行っている脇の発汗テストについて、ミラドライ認定医の院長が解説していきます。
発汗テストは、脇の汗が出てくる場所を特定するためのテストです。
ミラドライをやっても、発汗しているエリアを十分カバーできていなければ、照射しなかった部分から脇汗や脇のニオイが出続けることになり、ミラドライの脇汗やワキガへの効果が減弱してしまいます。
また、逆に発汗がない場所を照射してもあまり意味がないです。
メーカーの米国ミラドライ社は、ミラドライの施術を行う前にデフォルトで発汗テストを行うことを推奨しています。
しかしながら、実際に発汗テストをミラドライ前にやっているクリニックは日本国内にほとんどないと思います。(発汗テストによる結果が、照射しようとする範囲より広いと問題になるから?でしょうか?)
当院は東京都(や日本全国)のミラドライのクリニックで、ミラドライ前に発汗テストを行えるかなり珍しいクリニックです。
発汗テストはある程度時間を要しますし(最長30分程度)、手間もかかるので敬遠されているのかもしれませんが、当院ではミラドライの効果をなるべく高めるために採用しております。ミラドライは何度も何度もできる施術ではありませんので、1回でできる限りのことをしようということです。
発汗テストはミノール法とも言いますが、脇にイソジン消毒液を塗って一旦乾かし(乾かすのがミソ)、でんぷん粉(コーンスターチ。片栗粉でも代用できると思います)をふりかけ、その後汗をかくと汗(水分)が出たところが黒く変化して、発汗した場所が分かる施術になります。
当院のモニター患者様の例:上段が発汗テスト後です。赤いマーキングは最低限照射に入る範囲で、その周りもふわっと照射に入ります。
季節にも寄りますが、急に「さぁ脇汗をかけ」と言われてもなかなかかけないと思いますので、
当院ではいろいろ工夫を凝らしております。
当院では、「スマーティ」というドーム型サウナ(遠赤外線の健康器具)に入っていただいております。(画像参照)
入る時は腕を挙げた姿勢で入っていただいています。腕を下げてしまうと、汗をかいて黒く反応した部分が他の部分に付いてしまいますので、腕は挙げっぱなしになります。
ドームに入ると身体が温まってきます。このドームはご家庭で健康のためにご使用されている方々もいらっしゃるような単純に温まるだけのものです。お顔は外に出ていますので、圧迫感のようなものはないと思います。
入っていただいている状態で、「緊張するとワキ汗が出る」という方には、2桁の計算問題などを空でやっていただいております。
早い方ですと3分位でびっしょり汗をかいていて終了となる場合もございますが、なかなか汗をかかない方ですと、20分程度入っていただいております。
時々脇汗をどの程度かいているかチェックしますが、なかなかかいていなくても、ある瞬間にぶわっとかき始める方がいらっしゃり、その場合、脇汗だけでなく、周囲の身体の汗も出てきてしまう方もいらっしゃり、脇汗と身体の汗の境界が分かりづらくなる場合があります。
発汗テスト後は全例、患者様にも鏡で見ていただきながらマーキングしていきますが、境界が分かりづらくなった場合は、患者様とよくご相談して、どこまで照射に入れるか範囲を決めていきます。
発汗テストをやっても脇毛有毛部の範囲どおりの方もいらっしゃり、その場合は結果的にテストをやってもやらなくても変わらなかったということになりますが、特に胴体側において、毛穴よりも脇汗の反応している方がそれなりにいらっしゃいます。そうすると、発汗テストをやって有用であったね、ということになります。
稀ですが、中には残念ながら20分入られていても全く発汗されない方もいらっしゃり、その中には長年塩化アルミニムなどの制汗剤などを塗り続けられていると、塗っていること自体である程度汗腺が変性しているケースもあるかと思います。
当院では発汗テストが上手くいけば、反応した範囲をなるべく入れるように、適切なテンプレートのサイズを選択し、入りきらない部分はさらにおまけの照射を追加しております。(※おまけ照射は医師の判断で、チップの制限時間の範囲内で行います。)
当院のミラドライは、ただでも脇の広範囲を完全2倍の数ダブル照射し、長時間の施術となっておりますので、さらに発汗テストを足すとなると全部で5時間などの時間がかかってしまいます。
長時間の施術が耐えられない方などもいらっしゃり、前述のように時間と手間をかけて発汗テストしても上手くいかない場合もありえ、当院では行うか行わないかは患者様に選んでいただいております。
発汗テストは、通常料金のメニューと発汗テストありのメニューに含まれています。
この発汗テストは患者様ご自身でもご自宅等でやろうと思えば出来ると思います。お部屋全体を暖房の最高温度などで温めていただき、その中で、脇にイソジンを塗って乾かし、横になられて腕を挙上した体勢ででんぷん粉をふりかけ、汗をかいていただく形になります。(※脱水、熱中症等にはお気を付けください。また、甲状腺疾患がおありの方はイソジン塗布は主治医とご相談ください。)
普段の生活では腕を下して、脇を折りたたんだ状態になりますので、どこから脇汗が出ているかよく分からない場合もあるかと思います。ご自身で発汗テストをされ、上手くいけば、実際に脇汗が出ているところがより明瞭になられると思います。
当院では、過去の例を総じると、発汗テストをやられた方のほうが照射範囲が広くなる印象があります。やはり胴体側が脇毛の毛穴より広範囲に反応している例が多い印象です。
お時間や体力に余裕がおありの方は、上手くいかない可能性は一定程度ありますが、発汗テスト付きのメニューをお勧めいたします。
文責: 院長・管理医師 ミラドライ認定医 小川 直美
関連ブログ(発汗テスト実例集):
脇の発汗テスト・当院実例集その① ワキガ多汗症治療ミラドライ
ミラドライ前の脇の発汗テスト・当院実例集その② ワキガ手術後例も
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GINZA SIXそば
ミラドライ
切らないわきが・多汗症治療
マイクロ波で汗腺を焼灼
治療回数通常1回 自費診療 200,000円税込~430,000円税込
副作用:治療部位の疼痛腫脹皮下出血・感覚の変化等
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